場末の

商店街。
もう今から30年以上前。


子供だった僕の記憶。
薄暗い休憩所。
切れかけの蛍光灯。
茶色いビニール張りの長椅子。
10円で動く乗り物のスペクトルマン
塗装が禿かかっている。


母を待つ僕。
通り掛かる、どこかのおばさんが
薄笑いで去っていく。


そして、かかっている
むやみに脳天気な
ハワイアン!


それ!
それを長い間、探していた!


最近の人がやってる本場もののハワイアンのCDを買ってみたんだけど
ちがーうっ!これじゃなーい!
と思ってたんだ。


で、ついに
ふらっと入った名もないCD屋で、発見。


ハワイアン3
バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ
テイチクエンタテインメント

これだー!
50年代〜60年代にかけて全盛期を謳歌した
日本のハワイアン!!


これはどうも復刻版っぽい。
聴くと、もう、なんちゅーか少年時代にトリップですよ。
この場末感
和歌山にあるハワイアンセンターのような。(失礼)
いい!いいなぁ!


しかし、嫁さんはやっぱり、
「ふーん、ハワイアン好きなんだね〜」
と棒読みで、特に興味もなく。
むう。